事例

CASE 05

やけどの危険がある工程を改善

柏木鉄工はお客様の様々なご相談やご依頼などを、もてる知識や経験、能力を活かしてできる限りお応えする会社です。その事例をお伝えします。

どのようなご相談だったか教えてください。

カスバーナーに着火する工程があり、チャッカマンを使って行っていたそうですが、着火のときにヤケドの危険が大きく、何か改善するいい方法はないかと相談をいただきました。

確かに火を扱うのは危険が多いですね。

ガスバーナーへの着火はチャッカマンで着火しようと思うと、着火先とライターが近すぎて着火後にヤケドの危険が多い作業でしたので、着火をするときに伸びるマジックハンドのような形状の製品をご提案、製作をいたしました。これによって従来より安全に着火をすることができるようになりました。

難しかった点などがあれば教えてください。

汎用品がないものなので、製作には試行錯誤をしました。基本的な作りは、市販のおもちゃであるようなマジックハンドの形状なのですが、火を扱う現場で使えるようにするには、金属で製作をする必要がありました。何も考えなしに作るととても重くなってしまうため、軽さと強度をどう両立するかが難しく、設計後は何度か作り直したり改良を加えていくことで、実用性の高い品質のものが製作できました。製作後も実際使ってみてでてきた問題点や課題をお聞きして使いにくさなどがあれば改善して、より使いやすいものへと改良していきました。

やけどもそうですが安全対策はとても大切ですね。

今回の対策で、やけどの危険が減りお客様も、その工程を担当する方にも喜んでいただきました。製鉄関係の仕事は火を扱う工程などヤケドと隣合わせの現場も多く、他の業種よりも危険が多い仕事が多いかもしれません。しかもその危険が作業者の生命に関わるものも少なくありません。柏木鉄工では、様々な業種の安全対策にも力を入れています。

危険な工程などがあれば提案いただけるのでしょうか。

柏木鉄工では長い経験から、工程や作業をみると危険な箇所がわかります。また様々なアイデアで危険回避をする安全対策のための器具などを設計から対応できます。これまでにはお客様の会社でハンマーを振って作業をする工程の作業者がどうしても手首に負担がかかり、痛めてしまう現場があり、手首を痛めずに作業ができるようにサポートを行ったことがありました。こういった作業で発生する作業者への負担の軽減のご提案も可能です。

世の中に無いものでも作って解決することができるんですね。

安全対策や作業者の負担を減らそうと考えた場合、既製品で合うものがあればよいのですが、そうでない場合も多いと思います。特注サイズや既製品にはない機能をもたせたものがほしい場合もあります。柏木鉄工にはそのようなお客様の安全対策へのご要望やご相談をお聞きして、一緒に解決するためのノウハウや経験が豊富にあります。お気軽にご相談ください。